応用情報技術者試験(AP)の勉強法

応用情報技術者勉強法

応用情報技術者の資格は、システムエンジニアにとっての車の免許証のようなもので、システムエンジニアを仕事とするのであれば取得した方が良いと思います。

また、基本情報を受けるぐらいであれば最初から応用情報を受けた方が私は良いと思います。基本情報と応用情報の内容はかなり似ているのと、難易度も大きくは変わらないため、時間的コストを考えると応用情報を最初から目指す方がコスパ良いです。

それでは勉強方法について、具体的かつ端的に午前問題と午後問題に分けてそれぞれ勉強方法をご紹介します。

目次

午前問題の勉強方法

午前問題はやり込みゲーです。

最初から最後まで過去問だけやれば問題ないです。午前問題はある程度過去問と同じ問題や、類似した問題がでますので、ひたすら過去問を解いていればクリアできると思います。そのため、午前問題のために参考書や問題集などは不要です。

過去問については、過去問道場、もしくはスマホアプリで「応用情報 過去問」などで調べれば、無料で解説付きの過去問が解けますので、解説を見ながら解くを繰り返して勉強をすれば十分対策できます。

応用情報は毎年2回テストがありますが、私の場合は過去10年分(20回分のテスト)をやり込みました。午前問題の勉強は、通勤時などの隙間時間にスマホで勉強するスタイルがおすすめです。

あと計算系の問題がどうしても苦手とかであれば、計算部分は諦めてしまっても問題ないです。そこだけは運に任せましょう。

午前問題は6割を正解すれば合格なので、これらの対策を行えば7~8割は十分に取れると思います。

午後問題の勉強方法

午後問題は、まず始めに取り組む問題を選び、範囲を絞ってから勉強に取り組みましょう。問題の種類は全部で11問あり、そこから5問を選定して解くことになります。

1問目の情報セキュリティは必須なので、それ以外の4つの問題+保険としてもう1つの問題を選び、計6問に絞ることで効率よく勉強できます。

以下は各問題ごとに私が感じた難しさの感覚を表したものです。私のおすすめの選定は、1,2,7,8,9 or 10 or 11です。

1.情報セキュリティ(必須)         ⇒国語の問題です。問題をちゃんと読めば解けます。
2.経営戦略(★★★★☆)         ⇒国語の問題です。問題をちゃんと読めば解けます。
3.プログラミング(★★☆☆☆)      ⇒年によって難易度が全く違います。
4.システムアーキテクチャ(★☆☆☆☆)  ⇒計算系の問題が多く難しいです。
5.ネットワーク(★☆☆☆☆)       ⇒年によって難易度が全く違います。難しいです。
6.データベース(★★☆☆☆)       ⇒年によって難易度が全く違います。
7.組み込みシステム開発(★★★★★)   ⇒たまに難しい年もありますが、基本簡単です。
8.情報システム開発(★★★★☆)     ⇒難しい年もありますが、平均して簡単です。
9.プロジェクトマネジメント(★★★☆☆) ⇒国語の問題です。
10.サービスマネジメント(★★★☆☆)   ⇒国語の問題です。
11.システム監査(★★★☆☆)       ⇒国語の問題です。


おすすめの参考書は、回答の解説がしっかりと記載されている以下の緑色の問題集です。

以下の問題集を上記で絞った6問の分野の問題を各5問ずつ解いていき、その問題を理解して解くことができれば対策としては十分かと思います。

午後については、読解が基本となるため、土日の休日を使って集中して勉強することがおすすめです。

午後の問題は、過去問通りに問題が出ないため、問題集から各問題の雰囲気や解き方のイメージが掴めれば良いです。

問題文は長文で大変ですが、基本的には問題文の中に問いの答えが入っていることが多いです。試験当日は、時間との勝負にもなると思いますので、いかに早く問題を読んで理解することが重要になります。

また1問1問に時間をかけすぎないようにして、分からない問いに出くわした際は、部分点をもらえることが多いため、無理矢理にでも回答は埋めることをおすすめします。

最後に

私は色々な資格を取ってきましたが、その中でも応用情報はかなり難しかった部類に入ります。なかなか初見で合格できた人は少ないイメージです。ですが、根気強く勉強していけば必ず取れます。

基本情報や応用情報の試験は、そもそも試験会場に来ない人も多いです。朝から1日試験で潰れますので、試験を受験しに来るだけで偉いと思っています。

非常に大変な試験だとは思いますが、応用情報の資格を持っていれば、エンジニアの世界では少なくとも馬鹿ではない証明にもなりますので、取得されることをおすすめします。

皆さんの合格を心からお祈りしています。

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